東芝は、ミドルクラスのスチームオーブンレンジ「ER-E8」「ER-E7」を発表した。発売はER-E8が7月16日、ER-E7が7月25日。価格はオープン。推定市場価格は、ER-E8が5万円前後、ER-E7が4万3,000円前後。

コストパフォーマンスの高いミドルクラスのスチームオーブンレンジに、果実酢を作る機能を追加した「ER-E8」

ER-E8/E7は、果実酢を作成するという新機能を搭載している。これは、低温加熱により、フルーツの栄養素を破壊せずに、果物の中に酢を染み込ませるというもの。

これ以外にもさまざまなオートメニューが搭載されており、野菜スープ、豆腐などを作ることが可能だ。また、少ない油で揚げ物をする「ローカロリーフライ」や食材の油だけで揚げ物を作る「から揚げ」「春巻き」コース、加熱の最後にスチームをかけて余分な油分を落とす「カラッとあたため」(ER-E7はヒーター加熱のみ)コースなども搭載している。

両モデルとも、スチーム機能を搭載しているが、これは上位モデルのような加熱水蒸気というわけではない。ER-E8ではマルチスチーム、ER-E7では石釜スチームとなる。マルチスチーム機能は、前面にある給水カセットからの水によりスチームを発生させる機構で、スチームの量やタイミングを適切にコントロールすることが可能だ。この機能により、蒸し器を使わずに蒸し料理を行ったり、ラップをかけずに食品を温めたりすることができる。また、オートメニューからパンやケーキのスポンジを焼く際にも、マルチスチームが使われる。石釜スチーム機能は、オーブン用の角皿に水を注いでスチームを発生させる機能。

なお、ER-E8のオーブン用角皿は、取り外して水洗いすることができる。この角皿は、オーブン時には遠赤石焼きプレートとして機能し、それ以外の時には庫内のフラット皿として使われる。

主な仕様
ER-E8 ER-E7
消費電力 ヒーター時1330W/レンジ時1450W
レンジ出力 1000W/600W/500W連続/200W相当
ヒーター出力 1300W
庫内サイズ 329(W)×243(H)×376(D)mm(30L)
サイズ 495(W)×360(H)×442(D)mm
質量 16kg 15kg