キヤノンは、8cm DVDに記録できる世界最小のAVCHD対応ハイビジョンビデオカメラ「iVIS HR10」を8月下旬より発売する。オープンプライスで、推定市場価格は14万円前後。
「iVIS HR10」は、AVCHD規格に対応した独自開発のコーデックを搭載し、圧縮効率が高いハイプロファイルを採用することで8cm DVDメディアへの収録可能にした。撮像素子は約296万画素の動画用CMOSセンサー「キヤノン フルHD CMOS」で、1,920×1,080ドットの映像を高速で読み出し、最低被写体照度3ルクスの暗所でも撮影できる高感度撮影機能を持つ。レンズは光学式手ブレ補正を搭載した10倍ズームレンズを搭載し、映像エンジン「DIGIC DV II」の搭載により高い色再現を実現したという。オートフォーカスは、外部センサーとコントラスト検出によるハイブリッド方式で、ハイスピードAFを可能にしている。収録可能時間は最高画質「XP+」で片面ディスクが約15分/片面2層で約27分、両面ディスクで約30分。miniSDカードスロットを備え、静止画撮影機能も備える(DVDへの静止画撮影には対応しない)。
液晶モニターはハードコートAR(Anti Reflection)表面処理を施した約21.1万画素2.7型。本体サイズは約65(W)×93(H)×133(D)mm、重さは本体のみで約530g、撮影時は約605g。付属のCD-ROMにはディスクのコピーや動画の編集、再生が可能な「Corel Application Disc」が収録される。