Sony Conputer Entertainment Korea(以下、SCEK)は14日、韓国の新韓銀行と提携し、PlayStation 3(以下、PS3)が常時楽しめる体験スペースをオープンしたと発表した。韓国でPS3は16日に正式販売が開始される予定だ。
PS3が常時体験できるのは、大型複合施設「COEX」内に位置する新韓銀行の「THE BANK ZONE」内。THE BANK ZONEとは新韓銀行Webサイト会員限定のプレミアムスペースで、基本的な銀行業務が行われているのはもちろんのこと、映画館のチケット購入サービスのほか、インターネットを見たり飲み物を飲みながらの休憩などもできるという。
そんなTHE BANK ZONEに今回、PS3と、SonyのフルHDテレビ「BRAVIA Xシリーズ」が設置され、高画質でのゲームやBlu-rayによる映画鑑賞ができるようになった。正式販売の2日前ではあるが、PS3とともに販売される予定のゲームも体験できるようになっている。
「THE BANK ZONEの訪問客と、Blu-rayでの高画質映像まで楽しめるハイスペックなPS3の購入層との間には、一致する部分が多い」(SCEK)ということで、双方の思惑の一致が、体験ゾーンの開設に踏み切らせたようだ。
ところでPS3の、韓国における前評判は概ね好意的だ。SCEKは5日、ショッピングサイトの「CJモール」と提携して、PS3の「1次予約販売」を行った。100台限定という数量だったが、2分で売り切れるなど正式販売前からの出だしはかなり好調で、SCEK側も手ごたえを感じているようだ。
台数限定の予約販売やTHE BANK ZONE内への常設体験ゾーンなど、正式販売を前にした話題作りが良い結果に結びつくのか、16日の正式販売に注目が集まる。