流行語
若い世代を中心に、エロカッコイイ(エロカワイイ)、シンジラレナ~イ、たらこ・たらこ・たらこ、ハンカチ王子、ミクシィなど日常的に使われた。そのほか、メタボリックシンドローム、新庄劇場、Web2.0、イナバウアー、格差社会、脳トレなどが流行語として発表された。
流行歌
レコード大賞は氷川きよしさんが「一剣」で選出された。最優秀新人賞は、絢香さんの「三日月」。
CDの総売上金額は前年比4.4%減の3,491億5,000万円。シングルが577億円で同7.1%減、アルバムが2,914億円で同3.9%減。ミリオンセラーは、シングルではKAT-TUNの「Real Face」の1作品のみ、アルバムでは6作品だった。
話題の映画
洋画では、ハリーポッターシリーズの「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」が第1位、第2位には「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」、3位は「ダ・ヴィンチ・コード」が続いた。
邦画では「ゲド戦記』」、「LIMIT OF LOVE 海猿」、「THE 有頂天ホテル」が人気を集めた。
映画館の年間入場者は1億6,427万人で前年比102.4%で、382万人の増加となった。シネコンの増設が続き、前年より136館増加。2006年末時点で、全国3,062館が運営されている。
ベストセラー
第1位は藤原正彦「国家の品格」、2位はハリーポッターシリーズ第6巻「ハリーポッターと謎のプリンス(上・下)」、続いてリリー・フランキー「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」だった。
出版業界は2年連続の前年割れで、販売額は前年比2.0%減の2兆1,525億円。書籍は1.4%増と2年ぶりの増加となるが、雑誌は4.4%減で9年連続のマイナスだった。
話題のマンガ
コミック誌は月刊誌、週刊誌ともに不振。
コミックスは「DEATHNOTE」(集英社)、「のだめカンタービレ」(講談社)などの映画化やドラマ化をきっかけにヒット作品が生まれる傾向が続いた。
少年コミック誌では「月刊コミックアライブ」(メディアファクトリー)、「少年ファング」(リイド社)、青年コミック誌では「月刊COMICリュウ」(徳間書店)、「月刊ヤングキング」(少年画報社)などが創刊された。
ファッション
流行色は白。コートからバッグ、パンプス、ベルトなどの小物まで白が注目され、全身を白でコーディネートというスタイルも見受けられた。同時に、女性誌モデルの海老原友里が若い女性を中心に人気を集め、彼女が好きな色「ピンク」はファッションだけでなく家電やゲーム機などにまで広がったという。
また、「スキニージーンズ」が登場し、長い丈のまま足首でたるませて履くスタイルや、裾をロングブーツに入れる「ブーツイン」スタイルが流行した。