北米HD DVDプロモーショングループは、次世代DVD規格のHD DVDおよびBlu-rayのHDプレイヤー販売市場を調査した最新レポートの発表を行った。父の日を前にしたプロモーションなどが功を奏して、HD DVDプレイヤーの売行きが大幅に伸びている。
同レポートによれば、先月の家電製品分野におけるHDプレイヤー販売で、HD DVDプレイヤーの販売シェアは約60%を占め、久々にBlu-rayプレイヤーの販売シェアを上回ったとされる。また、HD DVDディスクの月間売上枚数も、先月は過去最高記録を更新して、5月の最終週には週間75,000枚を売上げたことが明らかにされた。
同グループ会長のCraig Kornblau氏は「東芝が展開しているプロモーションなどの反響は大きく、ハードウェア売行きのカギを握るのは販売価格であることが示された」とコメントしている。米東芝(Toshiba America Consumer Products)は、HD DVDプレイヤー「HD-A2」の販売価格を、今年4月にUS399ドルへ値下げして販売台数が倍増。父の日までの5月20日~6月16日は、リベート適用でUS299ドルにて購入可能なプロモーションを展開しており、大幅に売行きがアップしているという。
なお、HDディスク全体の週間売上高も、6月第1週にはUS520万ドルを記録しており、これまでの最高週間販売記録を31%上回ったとされている。