NECビッグローブは13日、携帯電話向けポータルサイト「ケータイBIGLOBE」で提供する検索サービス「ケータイBIGLOBEサーチ」にGoogleの検索エンジンを採用し、BIGLOBEオリジナルの登録型サイト検索エンジンと組み合わせた検索サービスの提供を開始すると発表した。
「ケータイBIGLOBE」は、同社が運営する携帯電話向けのポータルサイト。検索サービスをはじめ、動画、着信メロディ、グリーティングカード、ニュース、コミュニティ、占いなどの各種コンテンツを無料で提供している。
同社は今回、同サイト内における検索サービス「ケータイBIGLOBEサーチ」をリニューアル。検索エンジンに、ロボット型とBIGLOBEオリジナルの登録型の2種類を採用し、双方を組み合わせた検索サービスの提供を開始した。
ロボット検索型にはGoogleの検索エンジンを導入。両社は、パソコン向け検索サービスや検索連動型広告などにおいて、連携サービスをいち早く展開していた。今回、これまでのパートナーシップの実績に加え、同社の携帯電話向けの公式サイトやポータルサイト提供における実績やサービス提供ノウハウが評価され、携帯電話向け検索サービスにおいても提携が実現し、検索対象となる携帯電話向けサイト数の大幅な拡充が行われた。
また、新たに提供が開始されるBIGLOBEオリジナルの登録型サイト検索エンジンは、スタッフが確認済みの厳選されたサイトのみを登録することで、検索キーワードとサイトの内容がよりマッチした、質の高い検索が可能になる。従来からカテゴリー検索で使用していた登録サイトも、約17,000サイトに増加し、提供される。
新たな検索サービスでは、これらふたつの検索エンジンを組み合わせ、それぞれの検索結果を同一ページ上に表示。これにより、検索対象サイトの拡充と検索結果の質の向上が図られ、利便性が改善された。
同社では、携帯向け検索サービスの今回のリニューアルについて、携帯電話のデータ通信の定額制が普及し、携帯電話向けサイトのサイト数や閲覧回数が増加するのにともない、高まる携帯電話向け検索サービスのユーザビリティー向上へのニーズに対応したものだという。
また、今後もさらなる成長が期待される携帯電話向けサービスの領域において、独自の技術やコンテンツを強化し、利用者ニーズに合わせたサービスを提供していきたいとしている。