実写とアニメーションを融合したファンタジー・アドベンチャー映画『アーサーとミニモイの不思議な国』のリュック・ベッソン監督(48)が、12日に都内で行われた披露試写会の舞台挨拶に登場した。
本作は、実写とアニメーションを融合したファンタジー・アドベンチャー。少年アーサーが、屋根裏で発見した地図を頼りに、体長2ミリのミニモイ族が住むミニモイの国へ旅立ち、ミクロワールドを冒険するというもので、フランスではすでに650万人を動員し大ヒットとなっている。
監督を務めたのは『レオン』や『フィフス・エレメント』など、常に斬新なテーマで作品を撮り続けてきたリュック・ベッソン。東京・有楽町で行われた披露試写会の舞台挨拶に登場したリュック・ベッソンは「実写とアニメーションの融合は初めてだったけど、僕は常に新しいものにチャレンジしていきたいと思っているんだよ。ただ、今回は構想から完成まで6年かかったけどね」と苦労を覗かせた。特にアニメ部分のキャラクター製作に時間がかかったという。それだけ力の入った作品だが「宮崎(駿)作品とディズニーの中間に位置する作品と考えて下さい(笑)」と意味深な発言も。
また、試写会には、吹替え版でアーサーのアテレコを務めた神木隆之介(14)も登場。父の日が近いということで、リュック・ベッソン監督に花束を贈呈した。
神木隆之介のほか、吹替え版では豪華声優陣がスタンバイ。王女・セレニア役には戸田恵梨香、王女の弟・ベタメッシュ役をえなりかずきが演じるほか、タカアンドトシも登場する。また字幕版も、マドンナやデイヴィッド・ボウイ、ロバート・デニーロらが顔を揃えるなど超豪華。こちらも話題になりそうだ。9月より丸の内プラゼールほかで全国ロードショー。