iLifeやメールと連携させる

iTunes、iPhoto、iMovieといったアップル謹製のiLifeとの連携機能も搭載。ツールバーの「Media」アイコンをクリックするか、メニューバーから「Window」→「iLife Media」をクリック(または[Command]+[Option]+[F1]を押す)と、別ウィンドウが立ち上がり、iTunesなどのライブラリが表示される。

iLifeとの連携画面

各アプリケーションのライブラリを直接表示し、たとえばiPhotoであればサムネイルが表示されるので、その中から選んで写真を挿入できる。iPhotoのアルバムやiTunesのプレイリストから選択したり、検索ボックスから検索したりすることも可能。音楽であればGrageBandのデータ、動画であればiPhotoライブラリ内の動画ファイルも表示される。

画像や音楽ファイルを挿入する場合は、そのまま本文にドラッグ&ドロップするだけ。画像であればサムネイルが、音楽や動画ファイルはリンクが挿入される。このあたりは通常のファイル挿入時と同様だ。

アプリケーションとの連携機能では、さらにMac OS X標準のアドレスブックとの連携機能もある。アドレスブックの場合は、ツールバーの「Contacts」かメニューバーの「Window」→「Address Book」をクリックするか[Command]+[Option]+[F2]を押すと、別ウィンドウが立ち上がってアドレスの一覧が表示される。アドレスブックのグループでの分類や検索も可能で、目的のアドレスを表示させて、それをドラッグ&ドロップすると、該当するアドレスへのリンクが挿入される。

以前のベータ版では、さらにApple MailやiChatとの連携機能も備えていたが、現行バージョンでは今のところその機能は省かれてしまっている。ちょっと残念だが、Apple Mailからドラッグ&ドロップでメールへのリンクを挿入できるので、十分代用は可能。必要なメールをドラッグ&ドロップしておけば、あとからメールを探す手間も省けていい。