エントリにいろいろなファイルを挿入する

Journlerのエントリには、さまざまなファイルのリンクを張り付けることができる。作成する参考資料のリンクを張り付けておけば、後からいちいちハードディスク内を探す手間が省けて便利だ。

基本的な使い方は簡単で、単に必要なファイルをエントリの本文に対してドラッグ&ドロップするだけ。するとカーソル位置にそのファイルやURLのリンクが挿入される。Journlerのほかのエントリやフォルダをドラッグ&ドロップしてもいい。

上から順に、Safariのアドレスバーからアドレスをドラッグ&ドロップしたもの、ローカルのPDFやテキストファイルをドラッグ&ドロップしたもの、Journlerのほかのエントリをドラッグ&ドロップしたもの。ドラッグ&ドロップするだけで自動的にリンクが挿入される

挿入されたリンクは、Webサイトのリンクのような体裁で、クリックするとJournlerの新しいウィンドウが立ち上がり、内容を確認できる。WebサイトやPDF、画像といったファイルは、Journler自身がブラウザ機能を備えており、新しいウィンドウ内で表示されるので、わざわざ別アプリケーションを立ち上げる必要はない。

PDFとWebサイトを開いたところ。Journlerのウィンドウで開かれる

ちなみに、挿入したリンクを[Command]+クリックすると、別ウィンドウではなく別タブでリンクが非アクティブで開かれ、[Command]+[Shift]+クリックではアクティブで別タブが開く。[Option]+クリックでは関連付けられたデフォルトのアプリケーションでリンクが開かれるので使い分けるといいだろう。

なお、リンククリックで新しいウィンドウが立ち上がるかどうかは設定次第。設定画面の「Media」→「Open Links」から「In the same tab(同じタブで開く)」「In a new windows(新しいウィンドウで開く)」「In a external editor(外部エディタで開く)」を設定できる。

同じ「Media」設定にある「Automatically open folders in the Finder (フォルダは自動でFinderで開く)」のチェックボックスをオンにすると、フォルダをドラッグ&ドロップしてリンク挿入したとき、リンククリックでJournlerのウィンドウでフォルダを開くか、Finderで開くか選択できる。同様に、「Automatically run applications and scripts (アプリケーションとスクリプトを自動的に実行する)」のチェックボックスをオンにすると、リンク挿入したアプリケーションやApple Scriptを、リンククリックで実行できる(オフの場合はアプリケーションやスクリプトの情報を表示する)。これを利用することでランチャーとしても活用できるだろう。

「Media」の設定画面

画像に関しては、ドラッグ&ドロップでその画像のサムネイルが挿入されるようになる。大きなサイズの画像も自動的にリサイズされて挿入され、サムネイルをクリックするとフルサイズの画像がJournlerの別ウィンドウで表示されるので確認も楽だ。

設定画面の「General」→「Width of Embedded Images (埋め込んだ画像の横幅)」に数値を入力すると、指定のサイズに自動的にリサイズしてくれる(単位はピクセル)

そのほかにも、動画、音声の挿入ももちろん可能で、QuickTimeがサポートするファイルであればいずれもJournler内での再生に対応する。

こうして挿入したリンクは、テキストエリア右側にある「Resource Pane (リソースペイン)」にまとめて集約される。

テキストエリアの右側にあるのがResource Paneで挿入したリンクが一括して管理できる。Resource Paneのリンクをクリックすると、同じタブ内でリンクが開かれる。別ウィンドウや別タブで開きたい場合は前述の[Command]キーなどを組み合わせてクリックすればいい。なお、Resource Paneは右下にある右方向の矢印アイコンのクリックで表示・非表示を切り替えられる

通常、ファイルやフォルダをJournlerのテキストエリアにドラッグ&ドロップするとリンクが挿入されるが、Resource Paneにドラッグ&ドロップすることも可能で、この場合はテキストエリアにはリンクが挿入されず、Resource Paneのみにリンクが表示されるようになる。

リンクの挿入では、デフォルトではファイルやフォルダのショートカットが登録されるが、設定の「Media」→「When Adding Documents (ドキュメントを追加したとき)」→「Copy the documents to my Journal (ドキュメントをコピーする)」、「When Adding Folders (フォルダを追加したとき)」→「Copy the folders to my Journal (フォルダをコピーする)」を選択すると、そのコピーが作成される。