NTTコニュニケーションズのISP「OCN」が提供する無料動画番組「Talking Japan」において、女優・竹内結子さんの独占インタビューが6月6日より公開される。竹内さんは『春の雪』以来、2年ぶりに主演した最新作『サイドカーに犬』での役作り、撮影中のエピソードやプライベートを語っている。配信帯域は3Mbps、300Kbps、64Kbps。

右からインタビュアーの沢田康彦氏、竹内結子さん、アシスタントの松岡洋子さん

6月23日に、約2年ぶりの主演映画『サイドカーに犬』が公開となる竹内結子さん。「Talking Japan」の前半では『サイドカーに犬』で演じるヨーコの役作りや撮影の裏話などを、後半はインタビュアー・沢田康彦氏のオリジナリティ溢れる質問に答えている

この撮影の取材中、本誌は竹内さんにお話を聞く機会を得た。

――今回演じられたヨーコは豪快で天真爛漫。でも、大笑いしたかと思うとホロリと涙するなど、起伏の激しい個性的な役柄でした。演じる上で苦労した点は?

「いつも役作りでは、キャラクターと自分自身の中の共通点を"軸"にするんですが、今回はそれが見つからなかったんです。だから今回はあえて、自分の中にあるものを全部捨ててみたんですよ。そしたら本当に何も残らなくて(笑)。でも、逆に"何もない"ところが私なんだな、と思えたので、そんな気持ちで現場に向かいました」

――"捨てる"のは、怖くなかったですか?

「最初はすごく怖かったです。自分の身を守る鎧のようなものが何もないに等しいですから。私は、本当に体ひとつで撮影に入るしかなかった。でも、監督はそんな私の考えを認めてくれて。これは、すごく気持ちよかったです」

明るい"竹内節"でインタビュー中は終始笑いが絶えなかった

――撮影中、夢は見ましたか? 「見ました見ました! 現場に行ったら『え? キミ必要ないよ』って言われちゃう夢。もらっているスケジュール表には予定が入っているのに、現場で『このシーン、竹内さん出てないですよ』と言われ、急いで台本を見なおすと自分という存在がどこにもない……。『どうも、失礼いたしましたー! およびでない!?』って帰るんです(苦笑)。その後の帰り道まで事細かに覚えていて。ほんと、じっくりと悪い夢でしたね。でも、夢は自分の記憶の焼き直しだったり、自分の不安や欲求が出るものだ、って何かで読んだことがあるので、きっとそういう不安感とかモヤモヤが夢になったんでしょうねえ」

6月15日には全編タヒチで撮り下ろした初のフォトエッセイ『たびぼん』がSDPより発売される。「一緒に旅をしている気持ちになっていただければ」と竹内さん

――嫌な気分はどのように持ち直しますか? 「開き直るしかないです。『知るかーっ!! 』って(笑)。あと、大切なのはちゃんと食べてよく眠ること。日常を普段どおり過ごすことで『大丈夫だ』と安心します。時間があったら、散歩や森林浴でリフレッシュしたいですね」

OCN会員限定の特典として、「Talking Japan ディレクターズカット」では、6月6日~6月20日の期間限定で未公開シーンの視聴が可能だ。

OCNのキャラクター「JOLLY」と一緒に