カシオ計算機は、コンパクトデジタルカメラ「EXILIM(エクシリム)」シリーズの新製品として、「EXILIM ZOOM EX-Z1200」を発売する。EX-Z1200は手ブレ補正機能と顔検出機能を搭載し、有効画素数1210万画素のシリーズ最上位モデル。価格はオープンだが、推定市場価格は5万円前後。発売日はシルバーモデルが6月8日、ブラックは6月15日から。

EXILIM ZOOM EX-Z1200(シルバー)EX-Z1000のフォルムを継承したデザイン

背面画面。大画面2.8型の高輝度ワイド液晶を搭載

EX-Z1200は、昨年春に発売されたEX-Z1000の後継機にあたるモデル。撮像素子には有効1210万画素の1/1.7型CCDを搭載する(EX-Z1000は1010万画素)。レンズは7.9~23.7mm(35mm判換算37~111mm相当)、F2.8~F5.4の光学3倍ズーム。

CCDシフト方式による手ブレ補正機能と、動く被写体の速度や方向を解析してISO感度とシャッタースピードを最適に制御する画像処理モジュール「EXILIMエンジン2.0」を搭載する。また、新たに顔認識技術を採用し、動体解析を利用した自動追尾AFと組み合わせることにより、フォーカスロック後に顔が動いてもピントや露出を合わせ続けるという。ISO感度はオート/50/100/200/400だが、「ブレ軽減:オート」で最大ISO800、ベストショットの「高感度」では最大ISO1600まで感度が上がる。

露出制御はプログラムAEのほかに、絞り優先AE、シャッター速度優先AE、マニュアル露出を備える。高速連写は最大3コマ/秒(画像サイズ3メガピクセル固定)。液晶モニターは2.8型23万画素を搭載。撮影可能枚数は約340枚(CIPA規格準拠)。内蔵メモリーは11.4MBを備える。本体サイズは39.9(W)×58.8(H)×22.4(D)mm。本体のみの重量は約152g。