ソニーはハンディカムの新モデル「HDR-CX7」「HDR-SR8」「HDR-SR7」とDVDライター「VRD-MC5」を発表した。発売日は、HDR-CX7が7月10日、HDR-SR8/SR7が6月20日、VRD-MC5が8月10日。すべてオープンプライスで、推定市場価格は、HDR-CX7が13万円前後、HDR-SR8が17万円前後、HDR-SR7が15万円前後、VRD-MC5が3万円前後。
今回発表されたハンディカム3モデルは、すべてAVCHD規格のハイビジョンモデル。HDR-CX7はメディアにメモリースティックを使用し、HDR-SR8/SR7は内蔵のハードディスクを使用する。HDR-CX7は、1080i記録が可能なビデオカメラとしては、世界最小/最軽量を実現している。
HDR-CX7で使用できるメディアはメモリースティックPROデュオとメモリースティックPRO-HGデュオ。8GBのメモリースティックPROデュオを使用した場合、XPモード(15Mbps)で、約1時間の撮影が可能だ。メモリースティックPRO-HGデュオは、メモリースティックPROデュオのハイスピード版で、今回のハンディカム新モデルと同時に発表されている。転送速度は、最大30MB/sとなっており、容量は1GB/2GB/4GB。発売は8月を予定しており、価格はオープン。推定市場価格は1GBが8,000円前後、2GBが1万3000円前後、4GBが2万5000円前後。
HDR-SR8に搭載されているハードディスクは100GB、HDR-SR7は60GBとなっている。HDR-SR8の場合、XPモード(15Mbps)で、約13時間30分の撮影が可能だ。
なお、3モデルとも、受光素子はクリアビットCMOSセンサー。最大610万画素相当での静止画撮影も可能で、光学手ぶれ防止機構も装備する。レンズはカールツァイス「バリオ・ゾナーTレンズ」で、35mm換算で40mm~400mmの10倍ズーム機能を搭載している。最低被写体照度は5ルクス。
電源は、「インフォリチウムHシリーズ」に対応しており、付属の「NP-FH60」で、HDR-CX7/HDR-SR8/SR7とも約1時間35分(実撮影時間は約45分)の連続撮影が可能だ。
VRD-MC5は、今回発表されたハンディカムシリーズと接続することで、PCレスでハイビジョンDVDを作成可能なDVDライター。作成されたハイビジョンDVDは、AVCHDの再生に対応したBDレコーダーやPS3などで再生が可能だ。また、VRD-MC5では、ハイビジョンDVDだけでなく、一般のDVDプレーヤーなどでも再生可能なSD画質のDVDも作成することが可能。DVR-CX7/SR8/SR7とは、USBケーブルで接続するが(実際には、DVR-CX7/SR8/SR7に付属するハンディカムステーションのUSBポートと接続する)、そのほかにDV端子も装備しており、一般的なDV規格のビデオカメラからDVDを作成することも可能だ。そのほかに、アナログビデオ入力端子や、メモリーカードスロット(メモリースティックデュオ/メモリースティック/SDメモリーカード/xDピクチャーカード/CFに対応)も装備する。ただし、メモリーカードスロットから読み込めるのは静止画のみ。
主な仕様 | ||
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HDR-CX7 | HDR-SR8/HDR-SR7 | |
イメージセンサー | 1/2.9型クリアビットCMOSセンサー(総画素数320万) | |
F値 | F=1.8~2.9 | |
液晶モニター | 2.7型 | |
出力端子 | HDMI端子(タイプCミニ) / D端子(D1/D3対応) / S端子 / 映像端子 | |
サイズ | 69(W)×67(H)×129(D)mm | 75(W)×81(H)×144(D)mm |
質量 | 約370g | 約530g |