フィンランドのNokiaは、米Qualcommが同社の保有特許を侵害したとして、米ウィスコンシン州西部地区連邦地方裁判所に提訴したことを明らかにした。
今回の訴訟では、Qualcommの提供するGSM/WCDMAおよびCDMA2000チップセットにおいて、Nokiaが保有する6件の特許技術が不正に使用されたとして、損害賠償および製品差し止めが求められている。同特許技術により、スムーズなローミングや、製品の小型化・省電力化が実現できるという。
Nokia CFO(最高財務責任者)のRick Simonson氏は、同社に対してQualcommが過去19カ月間に11件もの特許侵害訴訟を起こしてきたことを追及するコメントも出しており、同社がQualcommの特許を一切侵害していないとする立場を改めて強調した。