Appleは24日(米国時間)、Mac OS Xの最新セキュリティパッチ「Security Update 2007-005」の配布を開始した。提供されるパッチは、Mac OS X 10.4.9 PowerPC/ユニバーサルバイナリ版と、Mac OS X 10.3.9 Server/Clientの計4種。
セキュリティパッチにより修復される問題箇所は、Mac OS X 10.4.9が13カ所、Mac OS X 10.3.9が10カ所。ローカルユーザによりシステム権限が奪取される可能性があるVPNの脆弱性や、ローカルネットワーク上のユーザから送信された悪質なパケットによりオーバーフローが発生するiChatの脆弱性、悪質なPDFイメージによるアプリケーションの異常終了や意図しないコードが実行されるCoreGraphicsの問題(Mac OS X 10.4.9のみ)など、前回のセキュリティパッチ配布以降に発見されたセキュリティホールが修正される。