Lucas Onlineが手がけるStarWars.comが、Star Wars30周年にあわせて5月25日(米国時間)にサイトのデザインを一新し、ユーザーがStar Warsのビデオをマッシュアップできる新サービスを開始する。
ビデオマッシュアップ用に、Star Warsシリーズ6作品から250以上の映像シーンやオーディオが用意され、ユーザーはそれらにオリジナルビデオをミックスし、独自のStar Warsビデオを作成する。ビデオ編集には、ドラッグ&ドロップで簡単にビデオやオーディオをミックスできるEyespotのオンラインツールを用いる。
ゲームや映画を題材にユーザーがマッシュアップしたビデオがネット上で話題になると、作品に対する注目も高まる。そのためゲーム会社や著作権保有者が、マーケティング手法としてマッシュアップを後押しするケースが増えている。だが、映画スタジオの多くは、今でも映画作品の映像やオーディオの二次使用を厳しく制限しているのが現状だ。この点についてLucasfilm LtdのJeff Ulin氏は「1977年からStar Warsは、ファンの支持によって成功する作品というアイディアの上に作られてきた。実際にStar Warsファンは"Star Wars"を通じて、それぞれの表現や楽しみを追求し、素晴らしい創造性を発揮してきた。われわれの新しいサイトは、Eyespotエディターのような革新的なツールをファンに提供し、これまでと違った方法でStar Warsを楽しんでもらえるようにする」と述べる。
このほかStarWars.comでは、Star Wars関連のビデオコレクションを多数公開するという。ミニドキュメンタリー・シリーズのほか、Star Warsファンの間でカルト的な人気の「Chad Vader」やAtomFilms.comの「Star Wars Fan Movie Festival」で公開された作品など、ファン作成の人気ビデオが紹介される。
今年の米国のメモリアルデー・ウィークエンドは、Star Wars30周年のイベントが目白押しだ。StarWars.comでは、米太平洋標準時間の5月27日午前11時30分に「ファン必見のサプライズ」を予告している。5月25日にはUSPSがStar Wars記念切手を発売。また5月24日から4日間の日程で、米ロサンゼルスのLAコンベンションセンターでStar Warsファンのイベント「Star Wars Celebration IV」が開催されている。