アディダス ジャパンは19日、携帯電話のGPS機能を用いたランニングプログラム「adidas GPS RUN」のプロモーションイベントの一環として、アスリートを招きトークショーを行った。登壇したのはK-1ファイターの武蔵選手、神戸製鋼コベルコスティーラーズの大畑大介選手(ラグビー)、タレントの水野裕子さん。「いかにして目標に向かって挑戦し、それを達成するか」をテーマに各々の体験談が披露された。
"Impossible is Nothing"という名を冠したこのトークショーは、東京・神宮前のKDDIデザイニングスタジオにて12日から20日まで行われていた「adidas×au GPS RUN Week」の一環として開催。携帯電話のGPS機能を活用した一般参加型のランニングプログラム「adidas GPS RUN」をフィーチャーし、デモや実機体験、スタンプラリーなど、様々な催しが実施された。
トークショー
武蔵選手
「パワーだけでなくスピードをともなった体を作ることが、デビュー当時から課題だった。K-1は日本生まれの格闘技だが、ヘビー級ともなれば体格もパワーも勝る外国人選手が幅を利かせる世界となる。デビューする前から、ヘビー級は日本人には無理だと言われ続け、悔しい思いをしてきた。その思いが、自分を支えるモチベーションになった。どうすれば外国人選手に勝てるのか、ということを常に考え、どんなにきつい練習にも耐えてきた」。
2003年、2004年にはK-1 WORLD GP、連続で準優勝を収めたことについては「成せば成ることを証明できた。自分の可能性は無限大だと信じて、一度目標を決めたら最後まで成し遂げる気持ちを強く持つことが大切」と語った。その後スランプに陥ったというが、今年4月下旬に行なわれたK-1 WORLD GP IN HAWAIIの試合を観て、「まだ若い者には任せられない、"俺しかおらん"と思った。"やっぱり武蔵は強い"ところをファンには観てもらいたい」と、新たなる抱負も飛び出した。
ラグビー日本代表の大畑大介選手
「逃げ道を断って勝負に臨むことが、目標達成の秘訣ですね。達成が難しい高い目標を立てて、それを公言することで、自らを"逃げられない所"に追い込むんです。そうやって最大限の力を引き出していますね」。
昨年試合中にアキレス腱を断裂し、現在リハビリ中だというが、「(アキレス腱を切ったことも、)自分にとって"登りがいのある山"が見つかった気持ち」と、あくまで前向きだ。
水野裕子さん
反対に、タレントの水野裕子さんは「自分はプレッシャーに弱いほうかも」と話す。「プレッシャーをかけても、自分にない力を本番で無理に出そうとして失敗しがち。本番では、普段どおりにやることを心がけていますね。自分を信じて、目標を決めたら最後まで成し遂げる。逃げない、あきらめない、投げ出さない、やるからには勝つ気持ちが大切」と語った。