松下電器産業は、サイクロン式のクリーナー「MC-R7000JX」「MC-R7000J」の2モデルを発表した。発売は6月25日で、オープンプライス。推定市場価格は、MC-R7000JXが8万5,000円前後、MC-R7000Jが7万円前後。なお、5月23日17:00~6月6日13:00の期間、松下グループのショッピングサイト「パナセンス」(http://www.sense.panasonic.co.jp/)で、100台限定の先行モニター販売が行われる。
同社では、以前よりサイクロン式のクリーナーは販売していたが、フィルタークリーニング機構などを搭載したハイエンドモデルに関しては、リリースしていなかった。今回発表したMC-R7000JX/Jが、同社初のハイエンドサイクロンクリーナーということになる。
MC-R7000JX/Jの特徴となっているのが、「ダブルパワーギア」の搭載。これは、クリーナーに搭載されている「ネットフィルター」と「逃がさんフィルター」の2種類のフィルターをいずれも自動的にクリーニングするというもので、約10年間フィルターの手入れが不要という(MC-R7000Jは逃がさんフィルターのみをクリーニングするシングルパワーギア)。また、「ネットフィルター」自動掃除機構には、吸い込んだゴミを圧縮する効果もあり、強力な吸引力をキープするという。
さらに、サイクロン式としては、現時点で最高となる、新測定基準での吸い込み仕事率570Wも達成している。
これ以外の点に関しては、「ダブルドラムノズル」「ハウスダスト発見センサー」「メガアクティブイオン発生装置」など、3月に発表された紙パック式クリーナーのハイエンドモデル「MC-P7000JX」とほぼ同じ機能が搭載されている。ダブルドラムノズルは、ノズルの前後に2本の回転ブラシを備え、それらが常に逆回転するというもの。ノズルを前後どちらの方向に動かしても、強力にゴミをピックアップする。ハウスダスト発見センサーは、赤外線LEDと高感度フォトトランジスタの組み合わせで、細かなハウスダストを検知するというもの。ハウスダストの量によって、吸引するパワーがコントロールされる。また、メガアクティブイオン発生装置は、部屋の中の埃を帯電させてフィルターに集塵するためのもので、0.5μm以上のサイズのハウスダストの99.9%キャッチすることが可能という。