フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、フォルクスワーゲン初の本格高級SUV「トゥアレグ」をモデルチェンジし、全グレードに直噴 FSI エンジンを搭載して、5月29日より発売する。価格は549万円~735万円となっている。
高出力と低燃費を両立した直噴FSIエンジンを搭載
新型「トゥアレグ」は、2003年9月にフォルクスワーゲン初の本格高級SUVとして発売された前モデルの後継車。エンジンは排気量を3.6Lまで拡大してパフォーマンスの改善を図りながら、直噴システムの「FSI」を採用し、実用燃費の改善を図った「トゥアレグ V6」と、より装備を充実させた「トゥアレグ V8」の2グレードを用意する。
トゥアレグ V6のエンジンはV型6気筒3.6Lで、最高出力は206kW(280ps)/6,200rpm、最大トルクは360Nm(36.7kgm)/2,500rpm。トランスミッションは6速オートマチックを採用する。燃料消費率(10・15モード走行 国土交通省審査値)は6.7km/L。
トゥアレグ V8のエンジンはV型8気筒4.2Lで、最高出力は257kW(349ps)/6,800rpm、最大トルクは440Nm(44.9kgm)/3,500rpm。トランスミッションは6速オートマチックを採用する。燃料消費率(10・15モード走行 国土交通省審査値)は6.9km/L。
外観デザインでの変更点は、クローム仕上げのワッペングリル及び新デザインのヘッドライトやバンパーを採用したフロントエンドなど。ボディサイドには新形状のサイドミラーを備える。V8はより大径の19インチアルミホイールを採用。ボディカラーは受注生産4色を含む計8色。また、キーレスアクセスを装備する。
従来から搭載されている安全装備は以下のように強化された。
- ダートでの制動距離を約20%短縮する「ABSプラス」を採用
- 危険回避技術「ESP」の機能の追加
- ロービーム点灯時のコーナリングの際、ステアリング操作に連動して操舵方向に最大15°の向きを変え、進行方向を照らし出すダイナミックコーナリングライトを採用
- 急ブレーキの際に自動的に点滅し、後続車に注意を促すオートハザードランプを装備
- クルマが転倒不可避な状態に陥った場合にシートベルトテンショナーとカーテンエアバッグを作動させるロールオーバーセンサーの追加