マスプロ電工は、地上デジタル放送受信用の超高性能UHFアンテナ「LS20TMH」「LS30TMH」を発表した。発売は6月1日で、売価格は、LS20TMHが1万3,680円、LS30MTHが1万9,110円。
同社では、現在、LS14TMHという、やはり超高性能な地上デジタル放送用UHFアンテナを販売しているが、今回発表された2モデルは、その性能を上回る高性能モデル。LS14TMHでは14基のエレメントが使われていたが、LS20TMHでは20基、LS30TMHでは30基となっている。
LS14TMHとLS30TMHのアンテナ後方にあるリフレクター部分は、どちらも同じサイズだ。つまり、LS20TMH/30TMHは、それだけ大型のアンテナということになる。LS20TMHのサイズは長さ1,860mm×幅495mm×高さ560mmで、LS30TMHは、長さ3,040mm×幅495mm×高さ560mmと、軽自動車並みの長さになる。
動作利得は、LS20TMHが、13~14dB(ch.13~ch.28)/10~14dB(ch.29~ch36)、LS30TMHは、15~16dB(ch.13~28)/12~16dB(ch.29~ch.36)。LS14TMHの11~13.5dB(ch.13~ch.28)/10.5~13.5dB(ch.29~ch.36)よりも向上しており、ch.13~ch28での業界最高利得を実現した。
同社では、このLS20TMHとLS30TMHを「Terrestrial Digital Maspro High gain Tenna」としており、同社の地上デジタル放送受信用アンテナのハイエンドモデルと位置づけている。また、「これで受信できなかったら、そこは地上デジタル放送の受信可能地域ではない」とのことで、地上デジタル放送の難視聴地域への対策用として期待できそうだ。