レノボ・ジャパンは22日、A4スリムモバイルノート「ThinkPad T」シリーズに、Santa Rosaのコードネームで知られるCentrino Duoプロセッサー・テクノロジーを搭載した新モデル「ThinkPad T61」(765811J)を発表した。独自技術により、ThinkPadのラインナップ中でも最高レベルの堅牢性とパフォーマンスを実現しているという。個人やSOHO、中小規模企業のユーザー向けに本日より発売を開始し、価格は直販価格で178,500円。

ThinkPad T61(765811J)

本モデルからは新たに、ディスプレイを保護しつつ、無線LANアンテナの配置最適化や送受信ノイズの低減により通信パフォーマンスを向上する「LCD Roll Cage」を採用。もちろん、PC内部の重要なコンポーネントを保護するマグネシウム合金の「Roll Cage」フレームの筐体や、HDDを保護する「アクティブプロテクション・システム」、「HDDショック・マウンテッド・ドライブ」といった機構も従来製品から引き継ぐ。

ほか、バッテリー切れが許されない状況になった場合などに、マシンの動作状態を適切にコントロールすることにより、バッテリー動作時間をユーザーが一時的に延長(最大15%)することができる新機能「Battery Stretch」。遠隔での高度な運用管理機能を備える「Intel Active Management Technology(AMT)」。ハードとソフトの両面から充実したワイヤレス環境を管理する「ウルトラコネクトII(Ultra Connect II)」などを実装する。

主な仕様は、ディスプレイサイズが14.1型WXGA+(1,440×900ドット)、CPUがCore 2 Duo T7100(1.80GHz/FSB800MHz)、メモリは512MB×2で合計1GB(最大4GB/2スロット)、HDDが80GB(5,400rpm/シリアルATA/9.5mm/2.5インチ)。チップセットはGM965で、グラフィックスはチップセット内蔵のGMA X3100を利用する。ネットワークはIEEE802.11a/b/g対応のワイヤレスLANおよびGigabitEthernet。OSはWindows Vista Businessを初期導入している。

インタフェースはモニター、マイクロフォン・ジャック、ヘッドフォン・ジャック、USB2.0(3)、RJ-11(モデム)、RJ-45(LAN)、ドッキング・コネクター、IEEE1394(4ピン)、PCカード・スロット、Expressカード・スロット。本体サイズは336(W)×237(D)×27.6~31.9(H)で、本体質量は2.3kg(ウェイトセーバーベゼル使用時は2.1kg)。バッテリーは4セルLi-Ionを搭載するが、バッテリー動作時間は発表時点では未公開。