キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は、これまでに日本SGIが販売を行ってきた電動立ち乗り二輪車「Segway(セグウェイ) PT」を6月21日より、工場や大学、大規模商業施設など、広い敷地を持つ法人を対象に各版していくという。汎用のベースモデルのほか、警備向けや工場・物流向け、オフロードモデル、ゴルフ向け、屋外業務向けが用意される。価格は926,625円~1,100,000円。
セグウェイは、2001年に米国で発表された電動立ち乗り二輪車で、ジャイロセンサーを搭載した自律制御機構でバランスを取りながら最高時速約20km/hで走行できる。国内では日本SGIが2006年10月から販売している。灯火類を備えないこと、急制動用のブレーキを備えないことなどから、道路交通法上の認可が取れず一般公道での走行は認められていない。現在国内では個人向けの販売は行われておらず、法人向け販売のみ。なお、日本SGIでは今後もセグウェイの販売を継続し、製品のサポートは販売した会社によって行われる。
Segway PT(Personal Transporter)は、Segway HT(Human Transpoter)の後継モデルで、ハンドル部分を左右に倒すと倒した方向に旋回する「LeanSteer」、バッテリーレベルやスピード、距離などが表示される「InfoKey」、1回のチャージ(8~10時間)で24~39km走行できるリチウムイオンバッテリーなどを搭載する。
キヤノンMJでは、今度キヤノン製ハードウェアやソフトウェアと組み合わせたソリューションビジネスも展開していく予定としている。同社では2009年までの累計で売り上げ25億円を目指すとしている。