台湾JETWAYは、Mini/Nano-ITXマザーボードの新製品として、「J7F5HE-VH」「J8F9-800」「J9F2-Extreme」を展示していた。プラットフォームはそれぞれVIA/AMD/Intelと、バラエティに富んでいるのが同社の特徴。もちろん組込み向けが中心となるが、ブース担当者によれば、これらの製品はリテール販売も考えているという。
J7F5HE-VHはVIA C7/2GHzを搭載するMini-ITXマザーボード。チップセットは1チップのCX700Mを搭載しており、インタフェースはギガビットLAN、IEEE1394、VGA、DVI、HDMIと強力。オンボードでHDTV出力も用意されているということで、VIAのEPIA ENシリーズ対抗と位置付けられそうだ。価格は270ドル程度を予定しているという。
J8F9-800は、AMD Geode LX 800(500MHz)を搭載するNano-ITXマザーボード。スペック的に非力感は否めないが、CPUのTDP(Max)はわずか3.9Wで、省電力&低発熱を重視する場合にはいいだろう。拡張スロットはMini PCIが1本、メモリはDDR SO-DIMMが1本。VGA出力、LAN、USBなどを備えており、価格は210ドル程度。
J9F2-Extremeは、Intel Core 2 Duoを搭載可能なMini-ITXマザーボードで、この製品のみCPUソケットを装備する。チップセットは945GM+ICH7M。拡張スロットはPCIのほか、裏側にはMini PCI Expressも用意されている。この製品も、インタフェースはデュアルギガビットLAN、VGA、DVI、HDMIと強力。価格は220ドル程度になるという。