三菱電機は、地上デジタル放送に対応した2DIN用一体型HDDカーナビと地上デジタルチューナー単体、ETC車載器4機種を5月24日より順次発売する。HDDカーナビは7月2日から発売され、価格は12セグと1セグ、アナログTV放送にも対応した「NR-HZ700CD-DTV」が255,150円、1セグとアナログ放送に対応した「NR-HZ700CD-1D」が215,250円。地上デジタルチューナー単体も6月1日より発売され、価格は12セグ+1セグ対応「TU-200D」が81,900円、1セグのみに対応した「TU-7D」が34,650円。ETC車載器は5月24日から発売され、価格は9,800円~14,490円。

地デジチューナー内蔵2DIN一体型HDDカーナビ

「NR-HZ700CD-DTV」と「NR-HZ700CD-1D」は、地上デジタルチューナーを搭載したHDD搭載カーナビの普及モデル。両モデルの違いは内蔵のTVチューナーのみで、NR-HZ700CD-DTVは地上デジタル12セグ/1セグ/アナログの3チューナー、NR-HZ700CD-1Dは地上デジタル1セグ/アナログの2チューナーを搭載する。受信回路には「D3A(DキュービックA)エンジン」を搭載、標準添付の2つのアンテナに加え、オプションのリヤ用アンテナを追加することで計4つのアンテナを使用し、映像のとぎれを防ぐダイバーシティ受信方式を採用する。電波の受信感度が下がるにつれ、12セグ、1セグ、アナログ放送で自動的に切り替える機能を持つ。

また、これまでは上位機のみで採用されていたナビ用高速LSI「ナビコア」を採用し、目的地検索や地図の縮尺変更、地図スクロールの高速処理を可能にした。これにより、JR札幌駅からJR鹿児島駅のルート検索を約0.2秒で行えるという。

ディスプレイはQVGAのタッチパネル機能付き7型ワイド液晶を採用したほか、本体にカーナビ操作専用ボタンとAV機能などのナビ操作以外のボタンを設けることで使いやすくしたという。

HDD容量はともに40GBで、DVD-ROMによる地図データベースのバージョンアップが可能なほか、最大4倍速でCDを内蔵HDDに録音する機能も持つ。CD-R/RWに記録したMP3/WMAの再生も可能だが、iPodの接続には対応しない。

バックギア連動バックカメラ端子を備えるほか、ETC車載器「EP-407B」や、オプションの光ビーコンVICSアダプタの接続にも対応する。

NR-HZ700CD-DTV

NR-HZ700CD-1D

単体地上デジタルチューナー

TU-200D

TU-7D

「TU-200D」と「TU-7D」は地上デジタルチューナー単体製品。搭載されるチューナーは、TU-200Dが12セグ+1セグ、TU-7Dが1セグのみ。本体サイズ/重さはTU-200Dが178(W)×52(H)×160(D)mm/約1215g、TU-7Dが110(W)×52(H)×17.5(D)mm/約340g。共に赤外線方式のワイヤレスリモコンが付属する。

カード入れ忘れLEDをアンテナ部に設けたETC車載器

左からEP-537B、EP-737S、EP-828B

「EP-700」「EP-400」は、アンテナ部にLEDを設けてカード入れ忘れを確認できるETC車載器。EP-700シリーズは音声案内に対応しスピーカーを内蔵した「EP-737B/S」(Bはマットブラック、Sはシルバー)とスピーカー分離型の「EP-727B」が用意される。価格は共に14,490円。EP-400シリーズは、三菱電機製カーナビ接続専用モデル。価格は13,440円。 また、アンテナ一体型でフロントガラス貼り付けが可能な「EP-537B」も発売される。価格は9,800円。