米comScoreおよび米Telephiaは、米国および英国内における、携帯電話などのモバイル機器でのインターネット利用事情を調査した最新レポート「MobileWeb Metrix」の発表を行った。
同レポートによれば、今年1月中に、米国内の家庭または職場で、PCからインターネットを利用した13歳以上のユーザー数は約1億5,897万人。一方、携帯電話などのモバイル機器からインターネットを利用したユーザー数は約2,967万6,000人となった。また、今年1月中に、英国内でPCからインターネットを利用した15歳以上のユーザー数は約3,007万2,000人を記録したのに対して、モバイル機器からの利用者数は約570万8,000人となり、両国ともに、インターネットユーザーの約6人に1人が携帯電話を利用している状況が明らかになっている。
モバイル機器からのインターネットユーザーの大きな特徴としては、若い男性の占める割合が、PCからのインターネット利用者に比べて、非常に高い点が挙げられている。例えば、35歳未満のユーザーがモバイルインターネットユーザー全体に占める割合は、米国では46%、英国では67%を記録しているという。また、両国ともに、女性モバイルインターネットユーザーは4割を下回っていることが示された。
米国内で携帯電話などのモバイル機器からインターネットを利用しているユーザーの間で、今年1月に最も多くのユーザーからのアクセスを記録したサイトはYahoo!で、2位以下は、MSN/Windows Live、Google、The Weather Channel、AOLの順に続いているという。天気予報をチェックできるThe Weather Channelへのアクセスは、モバイルインターネットユーザーの22.2%を占め、PCを利用するインターネットユーザーからのアクセス率を上回ったようだ。
英国内のモバイル機器からのインターネットユーザーの間で、今年1月に最も多くのアクセスを記録したのはBBC。2位以下は、MSN/Windows Live、Yahoo!、Google、SKYの順とされている。