富士通は、最大容量250GBの2.5型ハードディスク「MHY2 BH」シリーズを発表した。厚さ9.5mmのドライブとしては業界トップクラスの最大容量となる。販売開始は2007年第2四半期を予定している。
MHY2 BHシリーズは、垂直磁気記録方式を採用し、9.5mm厚で最大容量250GBを実現した製品。同社では既に容量250GB/300GBのMHX2 BTシリーズをラインアップしているが、こちらは厚さが12.5mmとやや厚みがあり、大型ノートブック向けだった。MHY2 BHシリーズが9.5mm厚で250GBを達成したことにより、薄型ノート・小型ノートへの大容量ドライブ搭載が実現するだろう。
MHY2 BHシリーズのラインアップは8製品。250GBのほか、200/160/120/100/80/60/40GBの各容量が用意される。インタフェースはSATA 2.5(150MB/sec)。回転数が5,400rpm、バッファが8MBといったスペック。消費電力は起動時5W、読み出し/書き込み時1.9W、アイドル時0.6W、スタンバイ/スリープ時0.13W。動作音はアイドル時2.4belsとされる。