5月14日、東芝は紙パック式クリーナー「VC-PW7D」「VC-PW7E」の2モデルを発表した。発売は6月1日を予定しており、価格はオープン。推定市場価格はVC-PW7Dが2万5,000円前後、VC-PW7Eが2万円前後。
近年、紙パックを使用しないサイクロン方式のクリーナーが注目されており、各社のハイエンドモデルはほとんどこの方式になっているが、紙パック方式にもゴミ捨て時の埃の飛散が少ないといったメリットもある。
今回発表されたVC-PW7D/7Eは、同社の紙パック式クリーナーとしては最上位機種となる。VC-PW7Dがモーター駆動の「コンパクトパワーヘッド」搭載モデルで、VC-PW7Eが「ヨコわざコンパクトヘッド」搭載モデル。
最大の特徴となっているのが、排気に含まれる雑菌の繁殖を抑える効果がある「光触媒抗菌フィルター」の搭載。また、「ゼオライト脱臭フィルター」「ヘパクリーンフィルター」「アレルゲットフィルター」も装備しており、排気から埃、臭い、アレル物質を取り除く。。さらに、排気は本体の上方とタイヤ側面から行われるため、掃除中の埃の巻き上げも少なくなっている。
また、「パワー持続ウェイ」を装備。紙パック方式では、紙パックの前面から吸気し、背面から排気する構造から、紙パックの中にゴミが溜まってくると空気が通りにくくなり、吸引力が低下する傾向がある。パワー持続ウェイとは、背面と上面に空気が流れる構造で、紙パックの中にゴミが溜まっても上面に空気が抜けるため吸引力が低下しにくい。
吸い込み仕事率は、両モデルとも550W~90W。これは新基準での測定によるもので、旧基準で測定した場合に比べ、約10%程度低い値となる。つまり、旧基準換算では600W以上の吸い込み仕事率ということになる。また、ハイパワーではあるが、家具の間などでも使いやすいように、コンパクトなボディを採用している。