ポルシェAG(ポルシェ本社)は、フラッグシップモデル911シリーズに「911ターボカブリオレ」を追加した。エンジンにはクーペモデルと同様の最大480PSを発生する3.6L水平対向6気筒エンジンを搭載する。国内投入時期や価格などは未定。

911ターボカブリオレ

911ターボカブリオレは、ポルシェターボのカブリオレバージョン。カブリオレの特性を考慮してシャーシを補強しているほか、自動ポップアップ式ロールオーバー・バーなどが追加されたことで、クーペモデルに比べて車重が70kg増加している。ルーフは電動開閉機構を備えたソフトトップで、約20秒で開閉できる。駆動方式はクーペと同様の4WDで、足回りはカブリオレ用にチューニングされたポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム(PAMS)が標準装備される。なお、ボディのCd(空気抵抗係数)値は0.31、時速120kmを越えた時に動作するリアスポイラーはクーペモデルよりも30mm高く上昇する。

そのほかの主な装備は、対向6ポットフロントブレーキキャリパー、6個のエアバッグ、バイキセノンヘッドライト、19インチ鍛造ホイール、エアコン、ウインドディフレクターなど。

911ターボカブリオレのリアビュー。リアスポイラーは120km以上でクーペモデルより30mm高く上昇する