5月10日、東芝は、洗濯乾燥機の新モデル「AW-80VE」(洗濯 / 脱水容量8kg:乾燥容量4.5kg)「AW-70VE」(洗濯 / 脱水容量7kg:乾燥容量4kg)を発表した。発売は6月15日を予定しており、価格はオープンプライス。市場価格はAW-80VEが13万円前後、AW-70VEが12万円前後と予想される。
洗濯乾燥機というとドラム型をイメージする人も多いと思うが、縦型の洗濯乾燥機も、使い慣れている従来の全自動タイプと同じ形状ということから、いまだに根強い人気を持っている。AW-80VE / 70VEは、AW-80VC / 70VCの後継となる縦型の洗濯乾燥機。
新モデルの最大の特徴となっているのが、「自動槽乾燥カビプロテクト」の搭載。これは、洗濯 / 脱水の終了後に、洗濯槽内に約70°Cの温風を送り込み、カビの繁殖を抑えるというもの。洗濯物を取り出して、ふたを閉めてから30分後に自動でスタートする(オフにすることも可能)。温風を送り込む時間は約15分。従来の洗濯機にも槽乾燥機能は搭載されていたが、手動でコースを選択する必要があり、ついつい忘れがちというケースが多かったが、新機能の搭載により、常に清潔な洗濯槽をキープすることが可能となった。
また、水流の強さを表示するインジケーターが付いた「水流パワーボタン」が搭載されており、洗い / すすぎの際の水流を5段階で調節可能となっている。洗濯物の状態によって、水流を調節することで、より効率的な洗濯が可能だ。水流の強さは、動作時でも調節可能。
さらに、冬場などの水温が低い場合でも強い洗浄力を発揮させるための「抗菌ホットWターン洗浄」コースを新たに搭載している。これは、洗濯を行う前、30分間、洗濯槽内に温風を送り込むというもの。また、同社のドラム型洗濯機にも採用されている、DSP制御された「S-DDエンジン」により、瞬時の反転など、一般的な縦型洗濯機に比べて機敏なパルセーターの動作を実現しており、水温が低い場合の洗浄力が約20%向上している。なお、DSPとS-DDエンジンの組み合わせにより低騒音化も実現しており、洗濯時の騒音は約26dB、脱水時は約37dBと、業界No.1(8kg全自動洗濯機の標準コース)となっている。