英Sony Ericssonは8日(現地時間)、最新のスマートフォン「Sony Ericsson P1」を発表した。電子メールなどのオフィス機能、マルチメディア機能を特徴とする。前機種同様、3GとWi-Fiをサポートしつつ、小型化を実現した。今年第3四半期より販売を開始する。
Sony Ericssonはスマートフォンラインを「Pシリーズ」として展開しており、P1は第5世代目となる製品。Symbian OS 9.1 / UIQ 3をサポートし、デザイン、性能、バッテリ持続時間を改善した。無線はUMTS / GSM、Bluetoothに加え、無線LAN規格の802.11bも利用でき、VoIP、モバイルTV規格のH.264もサポートした。サイズは106×55×17mm、重さは124gで、前機種(P990)比25%小型化した。内部メモリは160MBで、512MBのメモリースティックマイクロが同梱されている。
端末は、側面にジョグダイアルを、正面にQWERTYキーボードとしても使えるデュアルファンクションキーボードを搭載した。画面は2.6インチ、240×320ピクセル、262,144色表示が可能なTFTディスプレイで、タッチパネル機能に対応しペン入力も可能。手書き文字認識機能も搭載する。背面に3倍デジタルズーム対応の3.2メガピクセルカメラを搭載、動画撮影も可能だ。
特徴はオフィスとマルチメディア機能。オフィスでは、Microsoftの「Exchange ActiveSync」、Research In Motion(RIM)の「BlackBerry Connect」、Nokiaの「Intellisync」などのプッシュEメールに対応、プロトコルはPOP3、IMAP4をサポーした。ブラウザはOperaのフルブラウザ「Opera 8」を搭載した。名刺スキャン機能により、名刺をスキャンすることでコンタクト情報を電話帳に取り込める。Word、ExcelなどのMicrosoft Officeファイルの閲覧、編集も可能で、同梱のデスクスタンドとUSBにより、PCとの同期もスムーズに行えるという。
マルチメディアでは、モバイルTV、FMラジオの利用が可能。メディアプレイヤーにより、音楽ファイルや動画ファイルを再生できる。カメラを利用したTV通話も可能で、無償でダウンロードできるアプリケーション「Picture Blogging」により、撮影した写真をブログにアップしたり共有することもできるという。
最大通話時間は3時間30分(UMTS時)~10時間(GSM時)、バッテリ持続時間はスタンバイモードで350時間(UMTS時)~440時間(GSM時)。
P1は今年第3四半期に提供を開始する。価格は未定。