Webサイトの更新情報を配信するためのRSSという技術は広く利用されるようになり、さまざまなWebサイトやBlogなどでRSSが提供されています。しかし、沢山のRSSを購読していくと、いろいろな不満が見つかるのではないでしょうか? 例えば、
- 特定の記事についてだけ、更新を教えてほしい
- Blog本文だけでなく、コメントも配信してほしい
- どうしてこのWebサイトはRSSを配信してくれないの?
などの不満があるのではないかと思います。こういった不満を解決するためのツールやサービスとしてはPlaggerやYahoo! Pipesなどが有名ですが、ここではもう1つのツール「Pragger」を紹介したいと思います。
PraggerはPlaggerにインスパイアされて開発されたRubyベースのツールで、公式Webサイトはこちらになります。Plaggerと同様「プラグイン」を組み合せることで、RSSを簡単に加工できます。
この記事では、Praggerのインストールと簡単な使い方について、説明します。
Praggerは開発途中のソフトウェアです。原稿を執筆した時点とは動作などが異なっている可能性があります。もし、うまく動作しなかった場合には、公式Webサイトの情報を確認してください。
インストール
Praggerを動作させるにはRuby 1.8.5以降が必要です。Rubyが利用できる環境であれば、OSは問いません。開発チームでは、Linux、Mac OS X、Windows、Cygwin上で動作を確認しています。ただし、別途Rubyライブラリをインストールする必要があるプラグインもあります。
PraggerはSubversionリポジトリから入手する必要があります。ここからソースコードをチェックアウトしてください。
実は、これだけでとりあえずのインストールは完了です。Rubyスクリプトですので、コンパイルなどの作業も必要ありません(簡単ですね!)。
また、Windows版も試験的に公開されています。こちらは、Windowsの実行ファイルとなっていますので、ダウンロードしたあと展開してそのまま利用できます。詳しくはこちらをご覧ください。