ACK Software Controlsと米Amigaは7日(カナダ時間)、新しいAmigaコンピュータ2モデルのうち、上位機種の仕様を発表した。CPUには2GHzで動作するPwerPC 970互換デュアルコアタイプが採用されるなど、希望小売価格が1,498米ドルというレンジながら強力なスペックを備えている。主な仕様は以下のとおり。
- CPUはP.A. Semi製「PWRficient PA6T-1682M」。64bit/デュアルコア、動作クロックは2GHz
- マザーボードのフォームファクタには、欧州有害物資使用禁止令(RoHS指令)準拠のATXを採用
- メモリスロットはDDR2 DIMM×4
- 拡張スロットはPCI Express×3(x16/x2/x1が各1基)、PCI×1の計4基
- USB 2.0×6
- 10/100/1000BASE-T Ethernet×2
- UARTポート×2
- ブートローダにはU-Bootを採用、オンボードのEEPROM(8MB)に記録
- Silicom Image SiI3132コントローラ採用のSATA IIポート×4
今回の発表により、新しいAmigaコンピュータ2モデルが出揃ったものの、サポートされるOSについてはコメントされなかった。同じPowerPCベースのAmigaOneプラットフォーム向けには、AmigaOS 3.xの正統な後継としてAmigaOS 4.0が用意されているが、開発を担当したHyperion EntertainmentとAmigaの間で訴訟問題が発生、いまなお解決の目処は立っていない。