タワーレコード渋谷店にて、マンガ『デトロイト・メタル・シティ』とタワーレコード、そして豪華アーティストたちによるコラボイベント、「SATANIC COLLABO COLLECTION」が27日より始まった。期間は29日までで、開場時間は28日は10時~23時。29日は10時~17時。入場は無料。

イベント開始日に発売された『デトロイト・メタル・シティ』の最新第3巻の表紙より。シリーズ累計で100万部を突破しており、いま最も勢いのあるマンガのひとつとなっている

白泉社『ヤングアニマル』で2005年から連載がスタートした若杉公徳の『デトロイト・メタル・シティ』は、デスメタルバンド「デトロイト・メタル・シティ」(略称「DMC」)の活躍(?)を描いたギャグマンガ。心優しい主人公、根岸くんがなぜか意に反して白塗りメイクと鎧に身を包み、DMCのギターボーカル"ヨハネ・クラウザーII世"となって大暴れしてしまうという、悪魔も憐れむ逆転ぶりが作品の魅力となっている。芸能人やミュージシャンなどの業界関係者にも愛読者が多いことから、今回のコラボイベントが実現した。

今回のイベントではアーティスト、バンド、マンガ家、雑誌など業界の枠を超えて様々な『DMC』ファンが記念Tシャツをデザインするという形でコラボレーション。会場ではTシャツの展示と販売を中心に、様々な記念グッズなどもまとめられている。最終日の29日夜には事前応募者による「DMCウルトラクイズ」も予定されている。

会場となったタワーレコード渋谷店には、平日にも関わらずコラボTシャツを目当てに朝から200人を超える長蛇の列が! 順番を守らないマナー違反者はクラウザーさんがSA●SUGAI!

列は購入者用なので、コラボTシャツ展を見るだけなら並ばなくても入れる。しかしどちらも地獄への入り口であることは間違いない……

Tシャツ販売会場はライブステージ! 目を血走らせた『DMC』ファンたちと、鬼のごとき手早さでレジを裁くスタッフの、叫び同士がぶつかり合う阿鼻叫喚の地獄絵図(誇張表現アリ)

来場した生け贄たちを出迎えるカリスマ、クラウザーさんの胸像! 作成は原作者、若杉公徳の実弟である若杉俊彦。兄弟揃ってなんという悪魔的才能……

それでは超豪華アーティストと『DMC』のコラボ。まずはデスメタルの本場、アメリカでも大人気のPUFFY!

さらにL'arc-en-cielが「P'UNK-en-ciel」となってクラウザーさんと契約! これはまさしく鬼に金棒ならぬ虹色の悪魔……

元メガデスのギタリストで日本でも大活躍中のマーティ・フリードマン! 日本のポップ音楽が大好きなのに、メタルバンドでも世界を制覇するとはまさに『DMC』

変身前の主人公・根岸くんが敬愛するカジヒデキやカヒミ・カリィやとも夢のコラボ! 「海外ツアーをしてエッフェル塔にもフ●●●して下さい!」(カジヒデキ)ですと!?

恐れを知らぬクラウザーさんはアイドル界も容赦なく蹂躙! MEGUMI(左)も小倉優子(右)もすっかり『DMC』の虜となってしまった……

ROLLY(左)、筋肉少女帯(右)という『DMC』的なアーティストが今回のコラボに参加しないわけがない! 違和感なさすぎ

木村カエラもDMCメンバーに! カエラ嬢は単行本の帯にも熱烈なコメントを寄せていることからも、『DMC』崇拝者であることは間違いない……

『DMC』は音楽業界だけに留まらずマンガ界も大量破壊! 『パタリロ!』の魔夜峰央(左)、『ハチミツとクローバー』の羽海野チカ(右)など多くのマンガ家が犠牲となっている

『DMC』のすばらしさを世に広める雑誌とのコラボTシャツ群。もはや日本のメディア業界すべてがクラウザーさんの言いなりと言っても過言ではないだろう

奇跡のコラボ! それは母! 母なくして若杉先生なし! 若杉先生なくして『DMC』なし!……しかしこのTシャツ、誰が着るのだろうか?

クラウザーさんの禍々しきコスチュームも展示。金網で隔離されていなければ確実に来場者に被害が及んでいたことだろう

作中でクラウザーさんが奪い取ったデスメタルの神、カールス・マーダーのギター。生き血を浴び続けたために、この色に染まってしまったという……

自らの呪われた運命を占えるDMCおみくじ。『DMC』愛読者にとっては大凶こそ大吉! 調子に乗って何回も引くような不届き者はクラウザーさんが制裁!

コミックス購入者を待ち受ける悪魔の刻印、オリジナルスタンプコーナー。このスタンプで契約を行ってしまった者は一生愛読者という烙印を押されることだろう……

会場風景から。それにしても女性が多い! メ●●としてクラウザーさんにレ●●されるのを自ら望んでやって来るとはなんと恐れ知らず……