マイクロソフトは23日、1月30日のWindows Vista出荷後の市場動向について記者向けの説明会を開催した。マイクロソフトWindows本部本部長ジェイ ジェイミソン氏は、Vista発売直後1カ月間で、全世界において2,000万本超のライセンスを発売し、Windows XPの同時期における実績を2倍以上上回る売れ行きを見せた(GFK Japan調べ、以下同)ことを明らかにした。ただし、国内での売り上げは期待したほどではなかったとコメントしている。
コンシューマ市場の動向としては、店頭販売されたWindows VistaのうちHome Premium / Business / Ultimateが占める割合が40%以上、メーカーPC搭載の場合の比率は70%になったことを公表。DSP製品中では90%を占め、パッケージ製品全体では87%を占めていたという。
またビジネス市場動向では、発売後6カ月目から本格的な導入が開始されること、大企業における年内導入予定台数が16万台と説明した。
今後のさらなるVista浸透に向け、アップグレードの疑問の払拭を図るため、Windows XPとの機能・恩恵比較、互換性に関する情報の積極的な提供ほか、「プレミアムデジタルライフBOOK」店頭配布、Ultimateの拡張機能「Ultimate Extra」の一部として提供される、動画を壁紙として利用可能な「DreamScene 日本語版」のリリースなどが行われる予定としている。
また今後の予定として、5月にプレミアムデジタルライフを加速させる新しいパートナーシップを発表し、6月にはWinHEC 2007 Tokyoを開催することなどが明らかにされた。