ケンウッドは23日、車載用のチューンナップサブウーファーシステム「KSC-SW50」「KSC-SW10」を発表した。発売は5月中旬を予定しており、メーカー希望小売価格はKSC-SW50が36,750円、KSC-SW10が22,050円となっている。
チューンアアップサブウーファーは、ユーザーがサウンドをチューニングする目的で、既存のオーディオシステムにプラスして使用するオプションのスピーカー。サブウーファーのほかに、スーパートゥイーターなどもラインナップされる。今回発表されたKSC-SW50/SW10は、ともにコンパクトなサブウーファーシステム。最大出力は、KSC-SW59が300W、KSC-SW10は150Wのハイパワータイプ。
10KSC-SW50は、ミニバンなどのウォークスルースペース(運転席と助手席の間のスペース)にも設置可能な形状。リスナーのそばに設置された場合でも音圧をコントロールしやすいように、低音域の音量を手元でコントロール可能。また、高出力時の歪みを抑えるALC回路が搭載されている。MDF材のエンクロージャーはバスレフ方式を採用しているが、バスレフポートにダンプ材を張り付けることにより(ダンプドバスレフ方式)、ダクトノイズは大幅に抑えられているという。使用されているユニットは、200mm径のコーン型。カットオフ周波数は50~120Hzで、使用しているシステムに応じて調整が可能だ。
KSC-SW10は、エンクロージャーに振動を抑えるアルミダイキャストを採用したモデル。アルミ製のエンクロージャーは振動だけでなく、内蔵のアンプより発生する熱を効果的に放熱する働きも兼ね備えている。使用しているユニットは120mm×180mmのコーン型。これを2基搭載し、1基はパッシブラジエーターとして動作する。これにより、コンパクトなサイズながら、迫力のある低音を実現。KSC-SW10も、KSC-SW50同様、50~120Hzの間でカットオフ周波数を変更可能で、さまざまなシステムに対応できるとしている。