米Amigaは22日(米国時間)、ACK Software Controlsとの提携により、新しいAmigaコンピュータを生産する計画を明らかにした。生産されるモデルは2種類、価格帯はそれぞれ500米ドルと1500米ドル。正式な価格と出荷開始時期は、来週以降に発表される予定。
新しいAmigaコンピュータは、PowerPCベースのシステムを採用。ACK Software ControlsとAmigaの約12カ月におよぶ共同作業の結果、今日のAmigaユーザーが必要とする機能を完全に満たす2つの新しいデザインが完成したという。搭載されるCPUやサポートされるOSのバージョンなど、ハード / ソフトとも仕様の詳細は明らかにされていないが、2つのモデルの価格帯はそれぞれ500米ドルと1500米ドル、製造を外部に委託することで競争力あるプライシングを実現したことが明かされている。
Amigaのパテントを持つ企業が直接関与したハードは、1994年のCommodore International倒産以降行われたライセンス生産を除けば、A1200の製造が終了した1996年以来約11年ぶり。新しいフォームファクタの登場は、1994年にリリースされたA4000T以来13年ぶりとなる。A1200 / A4000T以後は、「AmigaOne」や「PegasosPPC」などPowerPCベースのマシンがサードパーティーからリリースされたが、いずれもAmiga OS 4.0の出荷開始前に製造が打ち切られている。