NTTドコモは23日、FOMA携帯電話の新機種「SH904i」(シャープ製)を発表した。液晶テレビ「アクオス」で培った高画質技術を採用した3インチワイド液晶、ノートPCのような操作を可能にする「TOUCH CRUISER」パッドなどを搭載する。発売時期は5月~6月の予定。

コンティニュアスAF対応のCCDカメラも搭載

画像の鮮やかさと輪郭を高める高画質回路「SV(Super Vivid)エンジン」を搭載する3インチワイドQVGA(240×400)モバイルASV液晶を採用。液晶そのものの薄型化と、液晶周囲の額縁部分の小面積化により、2.8型ワイド液晶だった従来機「SH903i」から画面サイズが大型化しているにもかかわらず、同じ寸法のスリムなスタイリングを実現した。

「TOUCH CRUISER」パッドを搭載し、ノートPCで使われているタッチパッドのような操作性を実現した。フルブラウザやiモードなどのポインタを指先のスライドやダブルタップなどでスムーズに操作できる。また、名刺をカメラで撮影し、一括で電話帳登録できる「名刺リーダー」機能も新たに搭載する。

方向キーの上のエリアが「TOUCH CRUISER」パッドで、リンクの選択やスクロールなどがスムーズに可能

端末自体を「傾ける」「振る」または「手をかざす」などの動作で操作できる米GestureTekの技術「GestureTek Mobile」を使用し、モーションセンサーを使用した「直感ゲーム」を楽しむことができる。またカメラはコンティニュアスAF対応で動く被写体のピント合わせに強く、パノラマ撮影にも対応する。マンガ・ブックリーダー搭載で、電子書籍に加えてコミックも閲覧可能。

カラー展開は4色で、ソリッドブラックは一見凹凸のあるデザインに見えるが、特殊な塗装で表面はフラット。他のクリスタルホワイト、プレミアムピンク、ラインブルーはメタリックなアルミ仕上げになっている。

寸法 107×50×19.9mm(カスタムジャケットなし)
重量 約130g
連続待受時間 約500時間(静止時)/約350時間(移動時)
連続通話時間 約170分
連続テレビ電話時間 約120分
メイン画面 約3.0インチ(240×400) モバイルASV液晶 262,144色
サブ画面 約0.8インチ(96×39) 有機EL 1色
カメラ メイン:有効約320万画素CCD(AF対応)/サブ:有効約11万画素CMOS
外部メモリ microSDカード