富士通は、個人向けノートブックPC「FMV-BIBLO MG」シリーズの夏モデルを27日より順次発売する。新しいBIBLO MGシリーズは、従来通りの13.3型液晶(1024×768ドット)モデルに加え、ワイド液晶(1280×800ドット)モデルを2モデル追加した。Core 2 Duoにワイド液晶を搭載した「MG70W/V」「MG70W」、そしてXGA液晶にCeleron Mを搭載した「MG50W」の3モデルをラインアップ。OSは全てWindows Vista Home Premium。

発売はMG50Wが4月27日、MG70W/V・MG70Wは5月以降が予定されている。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、MG70W/Vが24万円前後、MG70Wが20万円半ば、MG50Wが18万円前後。

新たにワイド液晶モデルが追加されたFMV-BIBLO MG

ワイド液晶に最新Core 2 Duo & チップセットを搭載したMG70W/V・MG70W

FMV-BIBLO MG70W/V

MG70W/V・MG70Wでは、CPUが最新Core 2 Duo、チップセットがIntel製最新チップセットを搭載するとされている。MG70W/Vは、ソフトウェア起動を高速化するインテル製最新テクノロジを搭載するとされ、これはIntel Turbo Memory(コードネーム:Robson)を指すものとみられる。

その他の仕様では、メモリはPC2-5300に対応し、SO-DIMMスロットを2基備え、容量は標準1GB(512MB×2)、最大4GBまでサポートする。グラフィックはチップセット内蔵機能を利用、HDDは120GBで、光学ドライブはモバイルマルチベイに軽量薄型のスーパーマルチドライブを採用している。なお、モバイルマルチベイには光学ドライブのほか「モバイル・マルチベイ用カバー」(ウェイトセーバー)、増設用内蔵バッテリユニット(オプション)の3つから用途に応じて交換する事が可能とされる。

ネットワーク機能では、1000Mbps有線LANとIEEE802.11a/b/g対応無線LAN、そしてモデムが搭載されている。セキュリティでは指紋認証ユニットを搭載。MG70W/Vでは、MG70Wに加えワンセグチューナーおよびBluetooth(Ver.2.0+EDR)が搭載され、その結果内蔵バッテリー駆動時間がMG70Wの約7時間に対し30分ほど短い約6.5時間となっている。サイズは314(W)×234(D)×22.4~31.5(H)mmで質量はMG70W/Vが約1.71kg、MG70Wは1.69kg。

4:3スクエア液晶にCeleron Mを搭載したベーシックモバイルMG50W

FMV-BIBLO MG50W

MG50Wは、従来同様の13.3型XGA液晶を搭載したベーシックな構成。CPUはCeleron M 430(1.73GHz)で、チップセットはIntel 943GMLを採用。メモリはPC2-4200となり、標準1GBから最大2GB。HDD・光学ドライブはMG70W/V・MG70Wと同様。無線LAN機能ではIEEE802.11b/gまでの対応となっている。Celeron Mを採用したことで、バッテリー駆動時間はMG70W/V・MG70Wの半分ほどの約3.5時間。サイズは295(W)×238.5(D)×30.7~33.0(H)mmで、質量は約1.89kg。

なお、液晶サイズが14.1型のMG75UNは、富士通WEB MARTで継続販売される。