Appleは19日(米国時間)、Mac OS Xの最新版セキュリティパッチ「Security Update 2007-004」の配布を開始した。AppleのWebサイトおよびソフトウェアアップデート経由で提供されるパッケージは、Mac OS X 10.4.9に対応するPowerPC版とユニバーサルバイナリ版、Mac OS X 10.3.9サーバとクライアント用の計4種。インストール後はシステムの再起動が必要。
セキュリティパッチが対象とする脆弱性は、Mac OS X 10.4.9が24箇所、Mac OS X 10.3.9が18箇所。パッチの適用により、特定の条件下でローカルユーザがシステム権限を奪取可能なAFPクライアントの問題や、AirPort(日本ではAirMac)ドライバが抱えるバッファオーバーフローの危険性、任意のコードの実行を許してしまうKerberosの問題など、前回のセキュリティアップデータ配布開始以降に発見された脆弱性が解消される。