オンキヨーは、エントリークラスのAVアンプ「TX-SA505」を発表した。発売は5月18日を予定しており、価格は5万400円。
TX-SA505は、TX-SA504の後継となるモデル。各ch実用最大出力は160W(6Ω JEITA)。同社独自のVLSC技術をフロントのL/Rチャンネルに採用することで、デジタルのイズの影響を排除するなど、エントリークラスながら、高音質を追求している。
オートスピーカーセットアップ機能が搭載され、手軽さがアップしたエントリークラスのAVアンプ「TX-SA505」。フロントパネルのデザインは、同社のメディアコンピュータ「HDC-7」に近いものとなった |
TX-SA505のリアパネル。ACアウトレット端子が省略された |
従来のTX-SA504から変更された部分は、オートスピーカーセットアップ「Audyssey 2EQ機能」の搭載。付属のマイクで測定することで、各スピーカーの調整を自動的に行うことが可能になった。また、リスニングモードプリセット機能も新たに搭載されている。これは、入力される音楽信号の種類に応じて、自動的にリスニングモードを切り替える機構。
対応するサラウンドモードは、ドルビーデジタル / DTS / MPEG-2 AAC / DTS 96 / 24 / ドルビーデジタルEX / DTS-ES Discrete / DTS-ES Matrix / DTS Neo:6、ドルビープロロジックllx。これら純正のデーコーダー以外に、オリジナルのサラウンドモード7種類を装備する。
バーチャルサラウンド技術「Theater-Dimensional」も搭載されており、2本、あるいはセンタースピーカーを加えた3本のスピーカーで、サラウンド再生を行うことも可能。テレビとレコーダー、ステレオ機器などの現在の環境に手軽にアドオンして使うことが可能だ。
入出力関係は、TX-SA504からほとんど変更はない。映像入力端子がD端子×3、コンポーネント端子×3、S端子×3、コンポジット端子×4。映像出力端子がD端子×1、コンポーネント端子×1、S端子×2、コンポジット端子×2となっており、HDMIは搭載されていない。音声入力端子は、光デジタル×2、同軸デジタル×2、アナログ×7(1本は7.1ch)で、同軸デジタル入力が1本増やされている。音声出力端子は、光デジタル×1、アナログ×3(1本はサブウーファー用プリアウト)と変更はない。