三菱電機はビルトイン型IHクッキングヒーター2機種7モデルを発表した。発売は6月上旬を予定している。価格は表の通り。
新モデルの最大の特徴となっているのが、トリプルリング加熱。従来モデルで使用されていたダブルリングでは、熱が一か所に集中しやすく、調理時に加熱ムラが発生することがあったが、トリプルリングの採用により、均一な加熱が可能となった。また、内側の2つのリングと外側のリングとは、別々に制御され、交互に加熱させることで鍋の中での対流の向きを変化させて煮物などでの焦げつきを防いだり、小さい鍋の場合に、自動的に内側のリングのみを使用したりするといったことも可能となっている。
IHヒーターには保温機能も搭載されており、調理済みの料理を60°C/80°Cに保つことが可能だ。ヒーターの出力は最大3kW(左右とも)。このほかに最大出力1.5kWのラジエントヒーターが装備される。
グリルは38cm幅の「センターワイドオープン」を搭載。焼き魚やピザなど、大きな食材にも対応できる。引き出し部分はレール式に加え「プルダウンドア」も採用され、料理を取り出しやすくなった。中央部にグリルを配置できたのは、IHヒーターを駆動する基盤の薄型化/コンパクト化によるもの。また、グリルには排気+バラジウム脱臭機能も装備される。
表示部分は3.7型の液晶パネル。状態の常時だけでなく、調理の種類に応じた次の操作のガイドも行う。音声ガイドも装備。
また、従来モデルではオプションとなっていたレンジフードと連動させるための無線機能も標準装備となった。