IDF恒例ということで、今年も新しいコンセプトモデルPCが発表された。本体そのものはスタイリッシュなノートタイプだが、それに様々なカバー状のデバイスを取り付けることで、付加機能を付けられるようになっている。16日のプレスブリーフィングで披露されたほか、ショーケース会場でも展示されていた。
「Mobile Metro Concept」と名付けられたこのコンセプトモデルには、4種類の本体カバーが用意されていた。例えば、電子ペーパーを搭載したカバーの場合には、それをWindows VistaのSideshowデバイスとして利用可能。ちなみにこれはE Inkの電子ペーパーだということで、解像度は800×600ドット、4階調のグレースケール表示が可能となっており、電源をオフにしても表示内容を維持できるという特徴がある。
もう1つはペンタイプ。これは手書き入力のデバイスを装備したもので、ペンで書いた内容をそのままPCに取り込むことができる。残りの2つは、携帯電話や音楽プレイヤー等のモバイルデバイスを充電できるというもの。1つは接点式、もう1つは無接点式となっており、どちらもカバーの上に端末を乗せるだけで充電ができるようになっている。
ちなみに本体は薄型(約1.7cm)・軽量(約1.27kg)の日本人向けな感じがするノートPC。あくまでもコンセプトモデルなので細かい仕様には意味がないが、ULVのMerom(Core 2 Duo)を搭載しているそうだ。
カラーバリエーションは、ホワイト&ブラックの"Vistaスタイル"と、シャンパンゴールド&チョコレートの"Japaneseスタイル"の2種類。シャンパンゴールドとチョコレートの組み合わせでなぜJapaneseなのかはイマイチ不明だが、ブース担当者らは「ノリとスシ(シャリ?)なのでは」「いや、サシミとワサビだ」などと良く分からない議論していた。