第九城市と騰訊公司がこのほど、第九城市傘下のネットゲーム『奇跡世界』に騰訊が主力の「QQサービス」を提供することになったと発表した。第九城市は『奇跡世界』のために専属のQQ番号を申請するが、騰訊がこれに技術、カスタマーサポートを提供、さらに騰訊が各種資源を整合した上で、ゲーム愛好家に新たなサービスを提供していくという。

今回の提携で、騰訊の互動QQ製品がゲーム産業領域への浸透を果たすことになる。互動QQとネットゲームとの結合は、双方が同一プラットフォームを基にした業務協力において、ついに具体的な提携に踏み出したことを意味する。こうした提携が、今後は業界内でさらに増えるものと中国の業界筋はみている。

騰訊公司副総裁の劉勝義氏は、「ユーザーニーズに応えるという角度から見ても、また、より多くの伝播スペースとマーケティングチャンスを作り上げるという角度から見ても、当社の相互連動プラットフォームは優れている。騰訊互動QQ、ゲームチャンネル、ミニ・ニューストップページなど各種資源の整合、利用を通じ、『奇跡世界』上で相互連動のプラットフォームを作り上げられるだけではなく、QQユーザーに、これまでにない、よりエキサイティングな体験を提供できると信じている」と語った。