富士通は、企業向けノートブックPC「FMV-LIFEBOOK」新製品6シリーズ18モデルを発表した。今季モデルでは、Qシリーズを除く5シリーズで自動暗号化機能付HDDを搭載可能な機種を拡充、Windows Vista BusinessおよびOffice Personal / Personal with PowerPoint / Professional 2007のプリインストールが可能なカスタムメニューを全機種で用意している。また、Sシリーズに13.3型ワイド液晶搭載モデルを追加し、ビジネスユースにおけるワイド液晶ニーズに対応する。なお、LIFEBOOKはカスタムメイドに対応している。
今回発表されたLIFEBOOKは、A4パフォーマンス機Hシリーズ、A4ハイスペック機Eシリーズ、A4スタンダード機Cシリーズ、スリム・モバイル機Sシリーズ、B5モバイル機Bシリーズ、ウルトラライト & スリム・モバイル機Qシリーズ。なかでもHシリーズ「FMV-H8240」、Eシリーズ「FMV-E8240」、13.3型ワイド液晶のSシリーズ「FMV-S8340」では、インテルからは未発表のCore 2 Duoプロセッサおよび未発表のチップセットを搭載するとされている。さらにHシリーズ「FMV-H8240」では、外部GPUも名称を伏せたうえでNVIDIA製次期ラフィックチップを搭載するとされている。
Hシリーズ
未発表CPU & GPUを搭載するHシリーズ「FMV-H8240」は、15.4型WUXGA(1,920×1,200)液晶を搭載する高性能モデル。セキュリティ機能では暗号化機能付HDDを搭載可能なほか、FeliCaリーダー、セキュリティボタン、セキュリティチップ、指紋センサー、スマートカードスロットなどを装備する。提供開始は6月の予定で、価格は335,000円からとなっている。
Eシリーズ
Eシリーズは、未発表CPUを搭載する「FMV-E8240」と、Celeron M 430(1.73GHz)を搭載した「FMV-E8140」がラインアップされている。ともに15.4型WXGA(1,280×800)液晶を搭載し、Hシリーズ同様、暗号化機能付HDDや各種セキュリティ機能を搭載可能としている。なおFMV-E8240は、カスタムメイドではWSXGA+(1,680×1,050)液晶も選択可。提供開始は5月(FMV-E8140は5月下旬)で、価格はFMV-E8240が218,000円から、FMV-E8140が186,000円から。
Cシリーズ
15型XGA(1,024×768)液晶を搭載したCシリーズ「FMV-C8240」は、Core 2 Duo T7400(2.16GHz) / T7200(2GHz) / T5500(1.66GHz) / Celeron M 430(1.73GHz)が選択できる。なお、カスタムメイドではSXGA+(1,400×1,050)液晶も選択可。Celeron M 430、256MBメモリ、Windows XP Home Editionなどで構成された最小構成で128,000円からとなっている。出荷開始は5月中旬予定。
Sシリーズ
Sシリーズは、14.1型XGA(またはSXGA+)液晶を搭載した「FMV-S8245」、13.3型WXGA液晶を搭載した「FMV-S8340」、13.3型XGA液晶を搭載した「FMV-S8240」の3モデルをラインアップ。選択可能なCPUは、FMV-S8245がCore 2 Duo T7200(2GHz) / T5500(1.66GHz) / Celeron M 430(1.73GHz)、FMV-S8340が未発表のCore 2 Duo、FMV-S8240がCeleron M 430。出荷開始はFMV-S8340のみ6月で、他は5月中旬。価格はFMV-S8245が203,000円から、FMV-S8340が211,000円から、FMV-S8240が195,000円から。
Bシリーズ
12.1型XGA液晶を搭載するBシリーズ「FMV-B8240」は、CPUに超低電圧版Core Solo U1400(1.20GHz)または超低電圧版Celeron M 423(1.06GHz)が選択可能。出荷開始は5月中旬で、価格は193,000円から。12.1型WXGA液晶を搭載するQシリーズ「FMV-Q8240」は、CPUが超低電圧版Core Solo U1400。出荷開始は5月下旬で価格は254,000円から。
FMVバリューシリーズ
このほかFMVバリューシリーズとして、15.4型WXGA液晶を搭載したAシリーズ「FMV-A6240」、15型XGA液晶を搭載したCシリーズ「FMV-C6240」も発表されている。ともに4月下旬の出荷開始で価格はオープンプライス。