ソニーは、15.4型ワイド液晶を搭載したノートブックPC「VAIO type F」および「VAIO type N」の新製品を発表した。ともに発売は21日より。価格はオープンプライス。VAIO type Fの店頭販売モデルは4モデルがラインアップされ、店頭予想価格はVGN-FE53B/Wの18万5,000前後からVGN-FE33H/Wの13万円前後、type NはVGN-N51HBの1モデルのみで店頭予想価格は13万5,000円前後の見込み。

今季のVAIO type F、VAIO type Nは春モデルからのパフォーマンス・ベーススペック向上が中心となる。

VAIO type F

VAIO type Fの新ラインアップでは、店頭販売4モデル中、デュアルコアCPU搭載モデルが2モデルに拡大した。デュアルコアCPU搭載モデルのうち、VGN-FE53B/Wは最上位グレードとしてOSにはWindows Vista Home Premiumを採用、メモリも1GB搭載する。もう1モデルのVGN-FE53HB/Wは、OSにWindows Vista Home Basicを採用し、メモリも512MBとスペックを抑えた、ボリュームゾーンにおけるデュアルコアCPU採用機となる。

type F(グレー)

type F(ホワイト)

そのほかCPU自体もデュアルコアCPU搭載モデルがCore Duo T2300(1.66GHz)からCore 2 Duo T5500(1.66GHz)へ、Celeron M搭載モデルがCeleron M 430(1.73GHz)からCeleron M 440(1.86GHz)へとパフォーマンスアップ。また、HDDも80GBから100GBへと容量アップしている。

製品型番 VGN-FE53B/W VGN-FE53HB/W VGN-FE33HB/W VGN-FE33H/W
OS Windows Vista Home Premium Windows Vista Home Basic
CPU Core 2 Duo T5500(1.66GHz) Celeron M 440(1.86GHz)
チップセット Intel 945GM Intel 943GML
ディスプレイ 15.4型ワイド(1280×800)
グラフィック チップセット内蔵
メモリ(MHz) 1GB(667) 512MB(667) 512MB(533)
HDD 100GB
光学ドライブ 2層対応DVDスーパーマルチ
無線LAN 802.11a/b/g、Bluetooth 802.11b/g、Bluetooth
オフィス Office Personal 2007
店頭予想価格 18万5千円前後 17万円前後 15万円前後 13万円前後

type Fオーナーメードモデルは、「VGN-FE92S」「VGN-FE92NS」「VGN-FE92HS」の3モデルがラインアップされており、カスタマイズではCPUや外部GPUなども選択できる。外部GPUでは、NVIDIA GeForce Go 7600(128MB)が選択可能で、この場合ボディカラーはグレーとなる。そのほかOS、CPU、メモリ、HDD、光学ドライブ、無線LAN/Bluetooth、キーボードなどのカスタマイズが可能だ。なお、HDDは、選択できる最小容量が60GBから80GBへと変更された。

VAIO type N

VAIO type Nに新モデル「VGN-N51HB」は、春モデル「VGN-N50HB」と比べHDD容量が80GB→100GBとアップしており、OSはWindows Vista Home Basic、CPUはCeleron M 430、メモリは512MBと小幅なモデルチェンジとなっている。

type N

製品型番 VGN-N51HB
OS Windows Vista Home Basic
CPU Celeron M 430(1.73GHz)
チップセット Intel 943GML
ディスプレイ 15.4型ワイド(1280x800)
グラフィック チップセット内蔵
メモリ(MHz) 512MB(533)
HDD 100GB
光学ドライブ 2層対応DVDスーパーマルチ
無線LAN 802.11b/g
オフィス Office 2007 Personal
店頭予想価格 13万5000円前後