日本Shuttleは、水冷ユニットを搭載したゲーマー向けキューブPC「SDXi」を発表した。同社オンラインショップ「e-Shuttle」でのオンライン限定数量モデルで価格は299,800円。受注開始は4月11日となっている。

水冷で2つのRadeon X1950 Proを冷却する「SDXi」

採用されている水冷ユニット

SDXiは、キューブ型筐体にATI Radeon X1950 ProをCrossFire構成で搭載した"超凝縮"PC。この2基のGPUを効率よく冷却するために独自の水冷ユニットを内蔵している。水冷ユニットのタンク容量は125cc。輸管には気化を防ぐ専用ゴムを採用しメンテナンスフリーを実現。ラジエータ部分はケース内上部に設けられ、全てが筐体サイズにおさまっているのがスマートだ。CPUは別途同社従来のヒートパイプ式冷却機構を採用。そして、このモンスターPCを強調するかのような、ファイヤーパターンを筐体に施している。

本体上部後方にラジエータを配置

冷却機構は全て筐体に納まっている

ベースモデルはチップセットにIntel 975X+ICH7Rを搭載した同社「SD37P2」。CPUにはCore 2 Duo E6400(2.40GHz)を採用し、メモリはCrucial BallistixのPC2-5300(DDR2-667)を1GB×2構成で計2GB、2枚のRadeon X1950 ProはPCI Express x8スロットに搭載されている。そのほか、HDDはこれもハイエンドユーザーに人気のWestern Digital Raptor 150GB(10,000rpm)、光学ドライブは2層対応DVDスーパーマルチドライブを採用。サイズは220(W)×325(D)×210(H)mm。LANパーティなどでPCを持ち運ぶにも便利なサイズだ。

「SDXi」の主な仕様

CPU Core 2 Duo E6600(2.40GHz)
チップセット Intel 975X+ICH7R
メモリ PC2-5300 1GB×2(Crucial Ballistix)
グラフィック ATI Radeon X1950 Pro×2(CrossFire)
HDD Western Digital Raptor 150GB(10000rpm)
光学ドライブ 2層対応DVDスーパーマルチ
オーディオ 7.1ch HDオーディオ(Realtek ALC882)
ネットワーク 1000Mbps(Broadcom BCM5789)
電源 400W
サイズ 220(W)×325(D)×210(H)mm