アウディジャパンは、大型SUV「アウディQ7」に3.6LのV6エンジンを搭載した「アウディQ7 3.6 FSIクワトロ」を追加し、発売を開始した。価格は698万円で乗車人数は5人だが、オプションで7人乗車にも対応できる。同車は9日から15日に六本木の東京ミッドタウンで開催されるイベント「Audi Q7 meets Tokyo Midtown」で展示される。
「アウディQ7 3.6 FSIクワトロ」は、昨年10月末に発売された従来モデル「アウディQ7 4.2 FSIクワトロ」が搭載していた4.2L V型8気筒エンジン(350ps)に替わり、3.6L V型6気筒エンジン(280ps)を搭載したモデル。エンジンの換装に伴い、価格も945万円から698万円へと大きく値下げされた。エンジンは小排気量化されたが、0-100km/hの加速は8.3秒、最高速度は225km/h(アダプティブサスペンション仕様車は230km/h)に達するという。また、トランスミッションには6速ティプトロニックオートマチックトランスミッションが組み合わされ、通常時4:6で前後輪にトルクを分配する「クワトロ・フルタイム4WDシステム」を搭載する。
また、新たにレーダーにより前車との車間距離を検知して制御を行う「アダプティブクルーズコントロール」がオプションに追加された。オプション価格は28万円。4輪電子制御エアサスペンションシステムの「アダプティブサスペンション」は40万円。
アウディQ7は、プレミアムSUVとしての装備を備えているのが特徴。音によるガイドを行う「アウディパーキングシステム」や、左ドアミラー下の死角をカバーする「サイドビューカメラ」、坂道走行をアシストする「ヒルディセントアシスト」、「RSP(ロールスタビリティプログラム)」などを一体化した「ESP(エレクトロニックスタビリゼーションプログラム)」を標準装備する。